歩きアニメを作ろう(その2)

正面に比べると横向きのアニメーションは少し難しいと感じる方も多いかもしれません。

ここでは、横向きの5分で作れる簡単アニメーション作成方法を紹介致します。





まず、正面画を元に横向きの絵を作成しておいて下さい。

目や手の位置などが大体同じ高さにくるように描くのが理想ですが
正確さばかりを気にすると、止め絵で見た時に変な絵になってしまう場合もあるので
ある程度は都合よく誤魔化しながら上手くバランスを取って作成しましょう。





横向きの絵が完成したら、ここからが5分で作れる簡単アニメーション作成の開始です。
まずは腕を切り出し、別パーツとして用意します。





続いて、横にキャラクターを3体分コピーして下さい。
この時、きちんと1キャラクター(32pixel)分、離してコピーして下さい。

中央のキャラクターは立ちの基本パターンとなるので、一切手を加えません。

左右に配置されたキャラクターのみ作業に使用します。





次に、左右に配置したキャラクターの足を1~2ドット分(お好みで)消去します。





左右に配置したキャラクターの体の部分のみ、下に1ドットだけシフトします。
この時、足も一緒に動かさないように気を付けて下さい。

腕のパーツも同じように動かします。

動かすのは画像の緑の部分のみです。





左右に配置したキャラクターの足が、2つ並ぶようにコピペします。

これが歩幅になるので、間隔はお好みで調整して下さい。

画像の赤丸で囲った部分です。
あまり間隔を広げすぎると大股歩きになってしまうのでご注意下さい。


このサンプルでは、中央のキャラクターの足の位置を基準として
だいたい左右に4ドット程度ずらしてコピペしてあります。



腕のパーツは、左に配置されたキャラクターの腕を左に・・・
右に配置されたキャラクターの腕を右に、それぞれ1ドットだけシフトします。

画像の緑の部分です。





続いて、黄色で囲った足のパーツを、上に1ドットだけシフトします。

このシフトした足が奥側の足になるので、1~2段階、暗い色に置き換えておくと遠近感が出て
手前の足か奥の足かの区別がつきやすくなります。





最後に、足のつなぎ目や隙間をドット修正します。

この時、お好みで、かかとなどを少し上げたりすると、よりそれらしくなります。





腕のパーツをそのまま元の絵に貼り付け、結合部分や輪郭線を軽くドット修正すれば完成です。

腕を貼り付ける時は、ズレないようにご注意下さい。

右向き歩きは、この画像を左右反転すれば即完成します。

 ≪サンプル動画≫



 

レイヤーを利用して作業をする場合は、切り離した腕のパーツを重ねたまま作業ができるので
バランスを取りやすいかもしれませんね。


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